バカすインド天国

ネットの片隅に芽を出した雑草

FGOにおける李書文について

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画像はwikipediaより鉄獅子ちゃんです。

 

今でこそ中国の武術家と言えば神槍李書文だとよく言われているが(既に雑い)

実をいうと中国ではそんなに有名ではない。

 

 

というのも李書文のエピソードは一撃必殺の強烈なイメージを脳裏に焼き付けられることはあっても、義を重んじる中国らしさといったものはあまり見当たらないし、むしろどちらかと言えば彼は武術に対して人を殺す道具、闘う為の術だと感じているように思えるものを散見するからだ。

 

 

あとは、大戦が終わりを告げ実践的な拳法がその必要性を問われていく時代の流れにより、動きの地味な八極拳よりもいわゆる花拳繍腿とされる拳法を大衆が好んだからではないかと僕は思っているのだけれども。

その辺の時代背景に詳しい人いたら教えてくれ。でもそもそもこれ李書文というより八極拳そのものに対してなので、今話す事ではないな。

 

 

 

そんな李書文、そして八極拳知名度を何がここまで押し上げたか。

それはやはり松田隆智氏、そして氏の監修した漫画「拳児」ではなかろうか。

というのも僕自身拳児を読んで育ったもので

中国拳法といえば八極拳、中国の武術家と言えば李書文なのである。

 

 

余談だがカプコン格闘ゲームジャスティス学園に登場する風間アキラをご存じだろうか。

ライダースーツを身に纏い、八極拳で闘うかなりイカした女の子だ。

この子なんか拳児の影響モロに受けまくりである。

なんたって拳児のヒロインの名前は風間晶だし、バイクが好きでライダースーツも着るし、あとどちらも凄くかわいい。

余談なのでリンクは貼らん。探してくれ。(違ってたらハズいし)

 

そんな僕から言えるのは、李書文について「とりあえず簡単に」知りたければ拳児を読め、という事で片付けても大分雑に終わるのでいかにもこのブログらしいっちゃらしいのだが

それだとせっかくここまで人気になった李書文にもったいなさを感じてしまう。

 

 

 

 

では、長くなったのだが今日はFGOにおける李書文について、

彼のエピソードと照らし合わせながら書いてみようか。カード持ってないからプロフィール見れなくて憶測なんだけど。

 

言峰綺礼の格闘スタイルについては独自の殺人拳って事でほっといてやれ。

 

 

 

ランサークラスでの現界

まぁそりゃそうだよね。なんたって神槍・李書文だ。

ちなみに僕としてはアサシン現界ってのも面白そうじゃね?なんて考えていたのだが

どうやらFate/EXTRAではアサシンクラスで現界しているらしい。無知ですまん。

ちなみにFateにおけるランサーの基本的な設定としては

槍兵の英霊。「三騎士」の一角。

最高の敏捷性と高い白兵戦能力がある。

魔力も含めて各能力値がある程度の水準以上の英霊でないと該当しない。

冬木の大聖杯がベースの聖杯戦争では、特に高い敏捷が必要とされる。

華やかさは無いが堅実なサーヴァント。

クラス特性として、「対魔力」を保有する。

(引用元 ランサー - TYPE-MOON Wiki)

魔力は低いと思うんだが、まま、ええわ、そんな長く触れるとこでもない次行こ。

 

属性

属性は中立と悪

悪ってのはなんだろな。

彼の闘う為、人を殺す為だけに武術を追求した姿勢故だろうか。

 

 

スキルについて

 

中国武術(六合大槍) A+++

自身に必中状態を付与、クリティカル威力アップ

A+++って何気に凄くない?(六合大槍)ってのは敢えて指定しているのかな。

となると今後中国の武術家がサーヴァントとして登場した場合も

同じように、中国武術(なんたら拳)みたいなものを保有しているのかもね。

誰が出てくるか見当もつかんが。

さて、この槍術においての必中スキルだが、李書文が壁に群がる蝿を全て突き落とし、その後の壁には槍で突いた跡が見当たらなかった。というエピソードからきているものと思われる。

 

圏境 B

自身に回避状態、スター集中状態を1ターン付与する。

気配遮断の上位互換スキルらしい。

自らの存在を天地と合一させる、とあるがなるほど、である。

中国武術の根底にあるものは「宇宙との融合」であり、李書文も往年の末、武術の果てにそれを見たのではないか、そんな妄想を掻き立てられるスキルですね。

うーん、適当過ぎる。 

 

絶招 B

自身に無敵貫通状態を付与、アーツカード性能をアップ

決して絶唱ではない。

絶招ってのは所謂必殺技、奥義のようなものだ。

かといって師からその技を教えて貰う事でそれがすぐに自身の必殺技として威力を成すわけではない。その技を必殺の一撃になるまで磨き続ける事で、初めて絶招となりえるのだ。

そういった意味では、このスキルは途方もない修練の末に達した一つの境地のようなものとして扱われているのかもしれない。

 

またしても余談だが、李書文の生涯の得意技である猛虎硬爬山も本来は八大招式なる8つの絶招の一つであり、彼はこれを師から教わるのではなく、猛虎硬爬山を得意とする武術家にわざと勝負を持ち掛け、この絶招を盗んだと言われる。

李書文の大胆不敵さを記憶に焼き付けた、僕の一番好きなエピソードである。

(金家の武術家より技を盗んだという記述がどうにも見つけられなかった為、これ自他は彼のエピソードを強調させる為のフィクションである可能性が高いのだが)

またこの猛虎硬爬山、よく相手の腹あたりに掌底をぶち込む一撃必殺技として描かれるが、これも突きなどの動きは全て変化するもので、必ずしも掌底をぶち込むだけの技ではない、という事をこの記事を書きながら知った。

 

 

宝具

神槍无二打 しんそうにのうちいらず

Arts単体の対人宝具だ。

超強力な防御無視攻撃に加えて確率で即死、その後3ターン防御力ダウンを付与する、まさに一撃必殺の宝具だ。

 

まぁ二の打ち要らずって八極拳の事だと思うんだけどね。

「李書文に二の打ち要らず、一つ打てば事足りる」

それこそ先ほど触れた猛虎硬爬山ですが、とどめの一撃の前には牽制の動きが入る。

その牽制の一撃で相手が悉く死んでしまった為このように謳われた、と言われている。

 

んで、宝具モーションなんですが

これしょっちゅう言われてますよね。「いや3発突いてるやん」って

実は3つのこの動作、槍術の基本動作である、欄・拿・扎(ラン・ナー・チャーと読みます)っていうもの。

欄は槍を左に回し相手の武器を払う、拿は槍を右に回し相手の武器を払う。

最後に扎で相手を突く。

 

これなんかそれこそ僕は拳児読んでたんで知ってただけですけどね。

敢えて宝具モーションは貼りませんが機会があれば等速でじっくりご覧あれ。

神槍之名是真実也ってのも拳児外伝にエピソードがあるのだが、これも記述が見当たらないので漫画買って読んでくれ。

 

 

 

 

んー、この辺でいいかな。

正直調べながら書いたところもあったのでFGOのみならず拳法に詳しい方々からも怒られてしまう可能性が非常に高い。

間違っている点があれば是非教えて頂きたいです。

 

 

最後に

ゲーム内でこいつが喋ると頭の中でFF4のファブール城のBGMが流れるのは僕だけか?(またFF4か)

 

 

 

それではまた、孟村で。