噂のRPG、UNDERTALEをプレイして
みなさんご存知でしょうか。
別に戦わなくてもなんとかなるRPG、UNDERTALE。
ネット友達から
「しきちゃんドット絵もMOTHER2も好きだしやるなら絶対これだよ」
とオススメされてsteamで購入しました。
まぁオススメされたの1年以上前なんですけどね。
先日久々に話したら、そういやUNDERTALEやった?って話を振られて、そういや買ってなかった、んじゃ3連休にこれやるかっつって。
でも大したことじゃないが、僕ドット絵は好きだけどMOTHER2はやったことないぞ。
そんなわけで「誰も死ななくていい優しいRPG」(キャッチコピーらしい)
であるUNDERTALEをプレイしました。
まずこのゲーム、BGMが凄く良いので是非聴いてみてほしい。
サントラも販売している。もちろん視聴もできるので気に入ったものがあれば是非購入してほしい。(宣伝か)
ちなみに僕もゲームプレイだけじゃ飽き足らず今まさにこの記事を書きながらBGMを裏で流している。(宣伝か)
(やっぱり宣伝か)
さて
ゲームを初めてすぐにかわいらしい花(滅茶苦茶かわいい)が↓
この世界で生きていく術を教えてくれる。
戦闘はシューティングゲームの弾除けと言えばわかりやすいだろうか。
弾除けをウリにしたシューティングゲームが好きな人は難なく進んでいけると思う。
余談だがコイツと会話する際に流れるBGMタイトル「Your Best Friend」というのだが
これは真実のエンディングルートをクリアし
その意味がわかった時にはなかなかクるものがある。
ストーリー事態は随所に笑わせてくれるセリフをちりばめてくれ、ほのぼのとした気持ちで進んでいく事ができた。
自分を殺そうとするロボットが目の前にいるシーンでも笑わせてくる。
まぁエンディングで後味悪く締められたんですけどね。(雑!)
そして僕は真のエンディングを観る為にまたゲームをはじめからプレイした。
もちろん攻略サイトを見ながらである。
二週目、誰も傷つけずにクリア。
これレベルが上がらないせいでHP低いままだから
何発か敵の攻撃貰うとすぐ死んじゃう。ちょっと苦戦した。
ストーリーはみんなと仲良くなっていくもので、最後はもちろんハッピーエンドだ。
エンディングが近づくにつれ1週目では触れられる事の無かった物語の核心に迫っていき、その内容が不気味な雰囲気を出してはくるのだが
ラストバトルでそれを昇華させる程の感動を与えてくれた。
僕MOTHER2やったことないから言い換えるけどFF4のラストバトルだ。
(えっ今の若い子はFinalFantasyに4ってナンバリングがあったの知らないの!?)
ラストバトルのBGMもとても素晴らしく
あぁ、これが本当にラストバトルなんだ。ようやく物語が終わるんだ。
という気持ちを抱きながら強大な敵に立ち向かっていく事ができる。
しかもこの曲、今までの旅を思い起こさせるアレンジでそれがまた余計に。
いや、それはまた全然違うか。(ちょっと言いたかっただけだ)
さぁラスボスを倒した後はこの世界を脱出する前に、今まで出会ったみんなに挨拶だ。
最後は今まで訪れたすべての場所に行けるので、
是非全てのNPC達に話しかけて幸せなエンディングを味わってほしい。
ちなみにここで最初にプレイヤーが地下世界に落ちてきたあの場所へいくと…
その先は君自身の目で確かめてくれ。
とまぁ幸せなエンディングも大事なんだけれど
モンスター達の地上に戻って平和な世界で過ごしたいという気持ちに対して
物語の中で仄めかされていた、
「全ての人間が良い人ではないだろう。」という不安が引っかかる。
僕も最後のシーンで夕日を見ながら「彼らが地上に戻った後、本当に人間達と平和な世界で共存していけるのだろうか。どちらかが迫害を受けたり、また戦争が起こったりしないだろうか。」と少々不安ではある。
うん、まだ終わりじゃないよ。
三週目、すべてを抹殺する。
一般にGルートと呼ばれるもの。
UNDERTALEを紹介してくれた僕のネット友達は
「それはやりたくないからやってない」とだけ答えた。
立ちはだかる者を全て塵に変えていく。
このGルート(ジェノサイドルート)では出会う敵をすべて殺して進んでいくのだが
セーブポイントに話しかける度に
「* ●体残ってる。」
と不気味な表示が出るので、その数だけ敵を倒して進めてく。
既定の数を倒すとその区間では一切敵に出会わなくなる。
エンカウント有効なフィールドに入る度、少し歩くと戦闘画面が始まるのだが
「しかし、だれもこなかった。」
という気味の悪いメッセージが表示されすぐにフィールド画面に戻る。
と同時に、重低音の効いた不穏なBGMが流れる。
心が失われていき、殺す事が作業になる。
このルートを進めていくのに必要不可欠なのはもちろん敵を殺すことなのだが
敵を殺す度にエンカウント率は低くなっていく。
そりゃそうだ。地下世界のモンスター達はプレイヤーが殺していくのだから。
終盤に差し掛かると「モンスター達は安全な場所へ避難している」という事もわかる。
そしてプレイヤーは煩わしさを感じるわけだ。
なかなか出てこない敵を殺さなければ先に進めない。
モンスターを殺す為に徘徊し続けることになる。
この辺りはよく出来ていると思った。
心を失っていき、やがてプレイヤーは人間ですらないものになる。
化け物となったプレイヤーが物語の最後に見届けた結末は果たして…
三週通して感じたこのゲームの素晴らしさは
僕のアウトプット力足りなさすぎてどうにも伝えきれないな。(弱いオタク)
同じような考えの人ってたくさんいると思うんだけれども
ハッキリと全てを語られない、プレイヤーが妄想を掻き立てるストーリーっていいものだよね。
ファンが考察を重ねていけるのはコンテンツが盛り上がる重要な要素だ。
こんな紹介じゃあまり購買欲も掻き立てられないかもだけど、
間違いなく1000円以上の価値があるから気になったら買ってみてね。
1週のプレイ時間は大体5~6時間かな?
今では日本語にも対応してるしPS4やVITAでもプレイできるみたいだ。
安心して購入しよう。
それではまた、地下世界で。
「僕の世界はもう壊れてしまったのだけれどね。」